人口220万人を超えたドバイは、アラブ首長国連邦を構成する首長国の一つであるドバイ首長国の首都として、ペルシア湾の沿岸に位置する都市です。またアラビア半島の摩天楼の連なる幻惑的な都市国家として、中東でも随一の繁栄を誇っています。
 政府の政策が功を奏し、1980年代には早くも中東における一大流通拠点としての地位を獲得した上に、その後も世界の主だった金融機関が進出してきたことから、ドバイは名実ともに中東の金融センターとしての位置を占めることに成功しました。このため「中東のシンガポール」と呼ばれることもあります。
 2007年初頭において、住民の実に90%が外国人で、内約60%をインド人を主とする南アジアからの出稼ぎ労働者が占めています。そのため『もはやアラブの都市にあらず』と言われるようになりました。 殊に、『世界で最も美しいインド人の町』と言われるほどにインド人の多さには定評があり、なかでも建設業を主力として、社会のあらゆる職種にインド人の姿を見ることができます。
 イスラム教を国教とするアラブ首長国連邦にありながら、非イスラム教徒の外国人が多く住むドバイは、イスラム色の薄い、宗教的制約の極めて薄い都市です。このため、飲酒・服装・娯楽・食生活についての制約は少なく、イスラム教で不浄とされる豚肉の料理を出すレストランさえあります。